舌苔ケア

口臭は日常生活で多くの人を不快にさせる恐れがあるため、対策をしておいた方が良いです。そして口臭の大きな原因となるものとしては、舌苔が挙げられます。

では舌苔とは具体的にどのようなもので、有効的な対策は何なのかなどを確認していきましょう。

舌苔ができる原因

舌には食べ物の味を感じたり咀嚼の手助けになってくれるなど様々な役割がありますが、その際には当然食べ物に触れることになります。

そしてその一部の食べかすが付着したまま時間が経過すると、菌や口内の粘膜と混ざって舌苔になります。舌には細かな凹凸があるため食べかすがひっかかりやすいので、舌苔は決して珍しいものではありません。

ただの食べかすだと舌に定着せずに取れることもありますが、舌苔に含まれがちな菌の集合体であるプラークには粘度が高い性質があります。その性質を使って一度舌に定着してしまうと、また新しい食べかすを取り込むのも容易なので悪循環に陥りやすいです。

また舌苔の材料となる粘膜もその循環に貢献してしまいます。さらに口内が乾燥していると全体的な粘度が高くなるため舌苔ができやすくなります。したがって体質や習慣など悪い条件を満たしていれば、非常に分厚い舌苔になることもあります。

臭い

自分の歯は歯磨きをするときに目にしますが、自分の舌って意識しないと見ないですよね。歯みがきで洗面台に立ち鏡を見たときに、舌もべーっと出して苔の有無をチェックすることをおすすめします。お口の汚れチェックはアラサー女子のエチケットです

舌苔のデメリット

舌苔の一番のデメリットは何といっても口臭で、主に菌が原因となって発生する臭いです。口内には元々数多くの菌が生息していますが、舌苔の元となっている食べかすはその菌たちの格好の住処です。

そして食べかすがそのまま栄養源となるため、放っておくといつまでも臭いを発し続けます。それが息に乗って相手に届くと、不快感を与えてしまいます。

この舌苔が原因の臭いは、口臭の半分以上を占めると考えられています。

臭い

舌苔由来の臭いの多くは揮発性硫化ガスの一種である「硫化水素」と言われています。硫黄のようなニオイが特徴です。対して歯周病になると多く発生すると言われているのがメチルメルカプタン。血なまぐさいニオイが特徴です。なんだか口臭が血なまぐさいかな?と感じたら歯科医で検診を受けましょう

また菌が大量に発生すると、虫歯や歯周病などの悪化に繋がります。舌と歯がそれぞれ菌の温床となることで相乗の形を作り、口内全体で菌の量を増やしてしまいます

さらにその影響は口内に留まらず、最悪の場合は気管に入り込んで肺炎を引き起こすような、命に関わる問題にも発展する恐れがあります。

そこまでではないにしても症状が大きくなれば、若くて健康な人でも内科などで治療を受ける必要性は出てきます。その治療の手間や費用もデメリットと言えるでしょう。

臭い

細菌をあなどるなかれ、ですね。増殖して病気になる前にしっかりと舌ケアをすることが大事なポイント。定期的な歯科検診も受けておきたいですね

舌苔と味覚は関係あり?

舌の表面には味蕾と呼ばれる神経に繋がる組織が広がっていて、それが食べ物と触れることで味を感じられます。

しかし舌苔が舌の表面に付着している状態だと、味蕾と食べ物が触れづらくなり、味覚が低下する恐れがあります。

舌にはおよそ1万の味蕾があり、その全てを舌苔が覆いつくすようなことはありません。そのため全く味を感じられなくなるような状況にはなりませんが、味覚の低下具合は舌苔の量と比例すると考えて問題ないでしょう。

味蕾は舌の部位ごとに大体どの味を強く感じるのかが決まっていて、舌苔ができやすい中央は塩味、奥は旨味や苦味を担当します。そのためもしその部分の味覚が舌苔によって阻害されていると、味わいが薄くなってしまうでしょう。

さらに塩味の物足りなさを補うために塩分を追加し過ぎて、健康にも悪影響を及ぼす可能性もあります。

したがって、もし味覚の変化を感じた場合は、食事の内容を疑う前にまずは舌苔対策から始めた方が良いでしょう。

舌苔ができやすい体質

元々人の口の中は、自浄作用によって舌苔が溜まりにくい構造になっています。口を閉じた状態だと舌の表面が上あごと擦れ合って、物理的に舌苔が取れる仕組みです。

ただ舌の位置が下がっているため、その仕組みが働かない体質の人がいます。

その原因としては子どものころから癖になっていたり、舌の筋力が足りないなど色々考えられますが、意識しないと中々治せません。

いずれにしても自浄作用が効きづらいので、蓄積によって舌苔ができやすいでしょう。

そして舌には元々小さな凹凸があり、そこに舌苔が溜まりますが、その凹凸が大きい人も舌苔が蓄積されやすいです。

特に溝状舌といういくつもの亀裂が入ったような形になっている舌では、舌苔の元が大量に留まりやすいです。その溝は奥が深いので、上あごとの摩擦だけでは中々落とせません。

そんな溝状舌になってしまう原因は物理的な傷が入る他に、ビタミン不足による症状から先天的なものまで様々です。

舌苔ができやすい習慣

舌苔は主に食べかすが舌に蓄積されることでできるため、舌自体がそれを落とす動きをできた方が良いです。しかし食生活の習慣で咀嚼が少ないと、舌はあまり動きを求められないので蓄積される一方になってしまいます。

そしてそこにケアの少なさが組み合わさると、取り除かれずに口内の至るところに残ってしまった食べかすが、時間をかけて舌に溜まります。その流れで量の多い舌苔ができてしまうわけです。

また舌苔ができにくくするためには、唾液の分泌量が十分でなければなりません。唾液には口内を洗浄したり、舌を保護するなど複数の働きがあるからです。

つまり口内で唾液が不足していて乾燥しがちな状態だと、舌苔ができやすいです。

そして生活習慣次第では、口内が潤いを失い常に粘ついた状態になりかねません。よくあるのが過度な飲酒や喫煙で、どちらも唾液の分泌機能を低下させます。

さらに口内は、睡眠不足や加齢などによる身体の不調が現れやすい部分でもあります。

臭い

アルコールで酔っ払いすぎると、ついそのまま寝てしまいがちです。起きてから磨けばいいやとバタンキューになるのではなく気合で(笑)、歯磨き舌磨きをしましょう。酔っぱらって寝てしまいがちな人は、シュッとひと吹きで口中を浄化するオーラクリスター・ゼロがおすすめです。

舌苔に有効な舌掃除の方法とその他対策

口の中で溜まってしまった舌苔を取り除くには、物理的なケアが一番有効です。ドラッグストアなどで専用のアイテムが売られているので、それを使用すると良いでしょう。

キレイ

舌ブラシは割とどこにでも売っています。お値段も500円以内のものが多いです。歯ブラシを買うついでに購入しておきましょう

よほど奥深くにまで溜まっていない限り、表面を撫でるように掻き出せば簡単に落ちるはずです。

その際に気を付けるべきなのは、やり過ぎてはいけないということです。

舌の組織は元々白く変色しやすいものなので、舌苔と間違えてしまいがちです。それを取り除こうとして何度も繰り返し刺激を与えると、味を感じる味蕾などに不調を及ぼしかねません。

したがって掻き出す回数を決めるなど、上限を設けておきましょう。

そして毎日取り除くケアと並行して、舌苔が発生しにくい口腔環境を作ることも大切です。高い効果が期待できるのは口周りの筋肉を鍛えることで、活性化すれば洗浄の役割を持つ唾液の分泌量が上がります。

さらに筋力低下で舌が下がっている人だと、その位置が上がって上あごとの自浄作用ができるようになるかもしれません。また舌苔が気になるのであれば、できやすい習慣を我慢することも効果的です。

舌苔ケアで口臭予防!まずは簡単に取り入られる対策から

食事をする以上、舌苔は誰の口にも簡単にできてしまいます。そして放っておくと強い口臭の元になるので、対策をした方が良いです。

専用のアイテムは数百円程度で購入できる上に、ケアはブラッシングのついでに簡単に行えるので、日常生活に積極的に取り入れましょう。”